オフィスでは地震にどう備えればいいの?
あの、いまミシッっていいましたけど、大丈夫なんですか?
1995年の兵庫県南部地震の記憶も新しい中、2004年10月には新潟中越地震がありました。地震の脅威を目の当たりにし、今後起こりうる災害への備えを訴える声も多く聞かれるようになりました。
自宅での災害対策として家具を壁に固定したり、水や保存食を蓄えたりといった対策をしている家庭は増えてきているといいますが、会社や事務所ではいかがでしょうか?
実際にはなにをしたらよいか分からない、大規模な対策を講じる予算がない、といった相談が、国土交通省の通達を機に全国の役所に寄せられているのです。
オフィスの家具は大きいけれど、固定はできそうね。机の下に潜り込むこともできるし、地域の避難場所もあるわ。あと気を付けるのは火災くらいかしら・・・?_
スコッチティント/Scotchtint 飛散防止 地震対策
いいえ。それだけではありません。地震による家屋やビルの倒壊、火災などによる死傷者に注目されるのはもちろんですが、その影に被害を拡大してしまう要因が潜んでいるのです。
■規模の小さい地震で被害が拡大した理由とは
3つの地震を比較してみましょう。
- 「釧路沖地震」(マグニチュード7.8)… 1993年1月
- 「北海道東方沖地震」(マグニチュード8.1)…1994年10月
- 「三陸はるか沖地震」(マグニチュード7.1)…1994年12月
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わずか2年の間に太平洋側の海底を震源に起こったこれらの大地震は、地震のもうひとつの恐ろしさを露呈しました。地震の規模(マグニチュード)が一番小さく、また震源地からも離れていた「三陸はるか沖地震」の死傷者や建物の被害が、他の2つよりもはるかに多かったのです。その原因は、ガラスの飛散にあったと、後の調査でわかりました。
ガラスの飛散には、それ自体による負傷だけでなく、避難経路の遮断などで逃げ遅れるなど、地震の被害を拡大させる危険をはらんでいるのです。
ガラス飛散の恐ろしさは、2005年3月20日に発生した福岡県西方沖地震で街の中心地で大型商用施設の窓ガラスが降り注いだ事態で、全国に強いインパクトを与えました。
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割れたガラスで怪我をして歩けなくなる、避難経路にガラスが散って使えなくなる・・・。オフィスにはガラスが多いわ。割れないガラスに換えればいいの?
■割れにくいガラス/ガラスが割れても飛散させない
それも有効な手段です。特に福岡ビルのような昭和53年に建設省の基準が改定される以前に建てられた建物では、ガラスを窓枠に固定するシーリング剤が「硬化性」のもので、そのために「層間変位」に耐性が弱いということが分かっています。
しかし窓枠を一度取り壊してシーリング剤を換える工事は大掛かりで、期間も費用もかかります。そこで最近では、特殊なガラスフィルムを貼り付けることでかなりの耐震性を実現できるものが注目されています。この方法なら費用も少なく、短い工事期間で対策を実現することができます。
割れにくいガラスに取り替えるか、既存のガラスが割れても散らないようにするか。選択はそれぞれですが、肝心なのはガラスが枠を外れて、人体に脅威となる事態を絶対に起こさないということです。
貼るだけでガラスの飛散を防止する
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